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人事課題を可視化するツール 「360度フィードバックシステム」


新型コロナウィルスへの対策でリモートワークを前提とした働き方が増えてきています。

最近、お聞きする共通の話は、「マネージャーとメンバーまたは組織全体のコミュニケーション不全」を課題として認識されていることです。

リモートワークを前提とした働き方では、日頃のコミュニケーションは、LINEなどSNSやWEB会議ツールでのやり取りが当たり前になっている企業も多いことと推察します。BREEZEスタッフも同様の環境で働いていますが、対面と比べて細かいニュアンスが伝わりにくいため、こちらが伝えたいことが相手に正しく伝わっているか、または相手が伝えたいことをこちらが正しく理解できているかなど不安になることがあります。コミュニケーションの問題は、企業ごとに傾向は異なると思いますが、まずはマネージャーを中心とした組織全体のコミュニケーション状態について、十分な検証・把握をされてから施策を打ち出すことをお勧めいたします。

たとえば、経営者とマネージャーの間でコミュニケーション不全状態が続くと経営者が言葉に込めた思いが幹部に伝わらず、期待していた行動に結びつかなかったり、行動に遅れが生じたりします。その他にも、マネージャーとメンバーの間でコミュニケーション不全が続くと「マネージャーはメンバーの気持ちがわからない」など声があがりはじめ、組織やチームのモチベーションの低下に繋がることもあるかもしれません。

これらは、従来の組織でも課題として認識されてきましたが、リモートワークを前提とした働き方が常態化したことでより顕著に現れているようです。

このようなコミュニケーション不全がメンバーのモチベーション低下に繋がり、ひいては組織力の低下になりかねません。

本ブログでご紹介する「360度フィードバック」は、このような課題に対して組織の現状を把握するためのひとつの手法です。

「360度フィードバック」または「360度評価」と聞くと、「人事考課に反映されたらより会社の雰囲気は悪化する」などと想像される方もいらっしゃいます。「360度フィードバック」の活用方法は、評価(360度評価)をすることではなく、組織力の強化や人材育成を目的に対象者(マネージャーなど)の行動の特徴をフィードバックすることで気づきをあたえ、改善を促すためのものです。また、人事部門ではマネージャーのマネジメントに関する課題を把握することで組織の人事課題に対して効果的な施策が立案できます。

 

 

「360度フィードバックシステム」活用方法

 

360度フィードバックは、以下のような目的にご活用いただけます。

(1)組織力の強化、コミュニケーションの促進

(2)個人の気づきと成長を支援(人材開発)

(3)能力開発計画、適材適所の実現(人事管理データ)

 

 

 

(1)組織力の強化、コミュニケーションの促進

360度フィードバックを活用して現状を把握し、その情報をもとに組織の中で対話を重ねてその改善・改革の方向性を見出していくような取り組みが上げられます。

 

(2)個人の気づきと成長を支援(人材開発)

360度フィードバックが人材開発に有効な理由は、「フィードバック機能」にあります。「フィードバック」とは、「パフォーマンスの立て直しするための情報を通知すること」、そして「パフォーマンス立て直しのために支援すること」※2です。360度フィードバックを定期的に行うことで、他者からのフィードバック情報を参考に自らの行動を振り返り、パフォーマンスを立て直す機会になります。日常業務の中では、「忙しい」、「言いにくい」など、なかなか他者からフィードバックを受ける機会がないのが現実ではないでしょうか。会社として360度フィードバックを実施することにより、多忙な日常業務の中で、一旦立ち止まって、他者の目に映る自分の言動の特徴などを振り返り、軌道修正することができるように機会を設けることは、有益な人材開発の施策と言えます。※2参考文献:中原淳「フィードバック入門」PHPビジネス新書

 

(3)能力開発計画、適材適所の実現(人事管理データ)

360度フィードバックのデータは、重要な人事管理データにもなります。人事管理データの活用方法は、大きくは次の2点です。

  1. 人事異動や昇進・昇格を決定される際の判断材料のひとつにすることです。周りからどのようなフィードバックを受けているかを確認することは、適材適所の判断を補強する材料になります。ただし、ここでの留意点は、360度フィードバックの結果を過大評価しないことです。360度フィードバックの結果は、一般的なアンケート調査と同様、人によって判断基準が異なるといったバイアスが完全に排除されたものではありませんので、その点を踏まえて活用することが重要です。あくまでも判断材料のひとつであり、経年での人事考課結果、昇格試験の結果、レポート、面接、その他のアセスメント結果など、複合的に勘案する必要があります。
  2. 能力開発計画を立てる際の重要なデータになります。360度フィードバックの自己評価や他者評価の結果を全体として集計・分析することにより、社員の行動の傾向をとらえることができます。また、統計的な手法を利用すれば、部下のモチベーションを高めるマネージャーはどのようなマネージャーなのか、といった分析も可能です。データに基づいて自社の人材力(強み、弱み、特徴)を把握し、研修などの能力開発計画を立案することが可能になります。

 

 

 

「360度フィードバック」実施の流れ

 

下記は、弊社の標準的な例です。

 

360度フィードバックシステムの一部機能の紹介

 

回答対象者を一覧で確認していただけます。また、回答の一時保存や未記入時のアラート表示など、運用面の負担軽減のための機能が実装されています。

 

管理者画面からは随時進捗確認が可能です。また、検索結果をエクスポートすることもできます。

 

ご要望に応じたレポートレイアウトに対応

 

全体傾向の分析レポート

例1 人材力の傾向を分析

 

例2 リーダーシップの特徴を解析

 

 

360度フィードバックは、他者からのフィードバックを得て、自らの行動を振り返り、軌道修正するという人材開発のパワフルなツールとなりますが、一方で運用を間違えると「諸刃の刃」になりうる側面があります。360度フィードバックの効果を最大限にするためには、調査をやっておしまいにしないにせず、必ず実施後に本人へのフォローアップを行うなどいくつかの留意点を踏まえて運用することが重要です。初めて実施される場合には、質問事項の設定や評価者の選定など時間や手間が多くかかるため、余裕をもって準備、実施する必要があります。

本サービスは、現状のヒアリングから設計、効率的なシステムによる運用、フィードバック研修まで企業の状況に合わせてサポートすることができます。

 

オンラインにてシステムのデモンストレーションを実施しております。

ご興味のある方は、お気軽にご相談ください。

 

 

※本サービスを提供しているフォスターリンク株式会社は、BREEZE株式会社のパートナー企業であり、弊社は本サービスの販売代理店です。

 

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