Blog ブログ

ライフログ・その他

創業1年目の振り返りと、BREEZEのミッション【社長ブログ#01】


著者/滝本訓夫
BREEZE株式会社 代表取締役社長

 

私はバブル景気真っ盛りの1988年に大学を卒業し、証券会社に新卒入社しました。その後、経営戦略コンサルティング会社と事業会社を経て、社会人としてちょうど30年の節目となる2017年に会社を興しました。創業時の想い、そして文字通り“矢のように”過ぎたこの1年の振り返り、そしてBREEZE株式会社の方針表明を、最初のトピックスとさせていただきます。

 

一人ひとりのモチベーション向上と企業の成長。両面を支えるサービスを提供するために

私にはビジネス全般において薫陶を受けた方がおり、その方に1990年代から10年以上に亘ってビジネスのイロハからコンサルティングの仕事まで、幅広く教えていただきました。2004年に事業会社へ転身した後の2008年頃のことと記憶していますが、元師匠であるその方と再会した際、「経営コンサルティング会社と事業会社を両方経験したのだから、コンサルタントとして独立すればいいではないか」という言葉を頂きました。想像もしていなかった元師匠の言葉は心の奥に刻まれていましたが、当時はコンサルティングの仕事をしたいとは思っていませんでした。しかし、そもそもコンサルティング会社から事業会社に転身した時点で、いつかは自分自身で事業を興そうという気持ちはどこかにあったのです。元師匠の言葉は、それを思い起こす契機になりました。

 

時折独立のことが頭をよぎりながらも時が経ちました。創業する2017年までのここ数年間は、ブロックチェーンや人工知能といった技術の進歩が著しく、またSNSの普及によりコミュニケーションが多様化するなど、身近なところにも変化が起きていました。さらには英国のEU離脱をはじめ、従来であれば考えられないようなことが世界中で起き、時代の変化も感じていました。このようなことを感じながら数年間を過ごすうちに、「今はまさにこれまでの常識が通用しなくなる“時代の大きな節目”であり、新しいことを始めるには格好の機会ではないか」と感じるようになり、ビジネスプランをはじめ、様々なことを考慮した末に事業を興そうと思うに至りました。

 

そして2017年6月、企業に勤めるビジネス・パーソン一人ひとりが内発的に動機付けられて仕事の充実感が高まり、それにより企業も持続的に成長する、という2つの目的が両できるサービスを提供するため、私はBREEZE株式会社を設立しました。

 

創業から1年。多くの壁にぶつかりながら、企業のリアルな悩みに寄り添う

会社の設立に際しては、3人の仲間とともに4人でスタートしました。会社の登記や独立のご挨拶、サービスの具体化、ウェブサイトの立ち上げ、そして事務所探しなどなど、事務的なことも全てが新鮮で、嬉々として取り組みました。ところが、創業から半年も経過しない時点で壁にぶつかりました。基本に据えようと考えていたビジネスモデルとマーケティング・プランに誤算があり、根本的にビジネスモデルを見直す必要があると明らかになったのです。その後はマーケティング活動を仕切り直して地道な試行錯誤を繰り返し、お客様のニーズに合うサービスを追求し続ける毎日です。この1年は新たに事業を立ち上げることはそう簡単ではないということを思い知る時間でした。

 

BREEZEにとって最も重要なテーマである「組織運営の巧拙を評価するための非財務指標、さらに企業内のモチベーションの高低(≒組織の体温)を可視化すること」、これには前述の背景からまだじっくりと取り組めていません。このような苦戦をしながらも、一方ではとても貴重なことを体験させていただいています。それは、コンサルティング・サービスやアドバイザリー業務を通じて、お客様企業のリアルかつ具体的な悩みごとに寄り添えることです。働く人の充実感を高めるにも、企業の持続的な成長を実現するにも、そこで役立つサービスを開発・提供するためには、少しでも多くのリアルな悩みに寄り添うことが必要不可欠です。

 

働く人の充実感を高めつつ、企業も持続的に成長するためのソリューションを

目の前にあるお客様の悩みである経営基盤の骨組み作り、人事制度や規程づくりとその運用、管理部門の安定運営、株式上場の準備、経営・組織運営状態の可視化などといった、様々な課題を解決していくことが最優先です。そしてこの活動は、BREEZEにとってもお客様のリアルなニーズに触れることができる貴重な機会でもあります。

 

そして、BREEZEのミッションである以下の課題にも今後取り組んでまいります。

◆ 組織運営上の様々な制度、諸施策などが働く人の充実感・モチベーションに対してどのようにプラス/マイナスに作用するかを追求し測定する
◆ 「組織の体温」(モチベーションの高低、組織運営の巧拙)の可視化する
◆ 組織の体温と企業業績との因果関係を解き明かす
◆ 経営の羅針盤となる財務・非財務指標を考案する
◆ 上記を踏まえ、働く人の充実感を高める、そして企業の継続的な成長に寄与できるソリューションを提供する

 

今後このブログを通じて、BREEZEが企業経営・組織運営にあたって大切だと考えていること、読者の皆さまのお役に立てること、また多少は息抜きになるようなことなどを綴ってまいります。今後ともご覧いただけますと幸いです。

 


お役立ちツール 無料ダウンロード

貴社の事業規模、収益性、生産性、資産効率を、
中小企業庁「平成29年度中小企業実態基本調査報告書」に基づく業界平均値と比較するお役立ちツールを無料で提供中。


ページの先頭へ戻る
お問い合わせ BREEZE株式会社 BREEZE株式会社